プレスリリース2024.04.03 Wed.

ビービット、台湾から高偉鈞博士(Dr.Kao)がCTOに就任し、独自AIモデル「Puffer AI」の開発を強化

株式会社ビービット(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 直紀、以下「ビービット」)は、独自AIモデル「Puffer AI」の開発強化に向け、2024年4月1日付で高偉鈞博士(Dr. Wei-Chun Kao、以下「Dr.Kao」)がCTOに就任したことを発表します。Dr.Kaoが台湾で開発した独自AIモデルは、既に小売り・EC向けのMA/CRMツール「OmniSegment」に搭載され、ビービットが拠点を持つアジア諸国にて事業展開されています。今回の新CTO就任によって、ビービットは最先端のAI技術を駆使したUXグローバルカンパニーとしてさらなる成長を目指します。

世界レベルの高度な技術力、ユーザ志向を兼ね備えた新CTO

2000年創業以来、ビービットは日本・中華圏を中心としたクライアント企業に対し、AIなど最先端技術を活用した体験志向型のDX・組織変革を支援してきました。2024年1月には12億円のシリーズB資金調達を実施し、東南アジアに事業拡大するなど「UX×テクノロジー×グローバル」のさらなるケイパビリティ強化を図っています。

今回CTOに就任したDr.Kaoは、カリフォルニア大学バークレー校でAIの研究に従事し電気工学・コンピュータサイエンスの博士号を取得後、2015年にbeBit Technology, Inc.(beBit TECH)の前身であるOmniscient Cloud Technologies, Inc.を創業。独自AIモデル「Puffer AI」を搭載した小売り・EC特化型のMA / CRMツール「OmniSegment(オムニセグメント)」をはじめとするSaaSプロダクトを開発し、前年比200%の成長率を達成しながら顧客数を伸ばしてきました。2022年にビービットグループ参画後は、beBit TECHのCTOに就任し、AIをはじめとする高い技術専門性と徹底的なユーザ志向によって、市場競争力のあるプロダクト開発を牽引し、事業拡大に貢献してきました。

高精度のOne to Oneマーケティングを実現する、独自AIモデル「Puffer AI」

新CTOであるDr.Kaoが開発した「Puffer AI」は、一人ひとりに合わせた最適な顧客コミュニケーションを実現するAIモデルです。特に、OMO(Online Merges with Offline)を強化したい企業や自社ECを運営する企業にて、最大のマーケティング効果と顧客エンゲージメントを生み出します。

<特長的な機能>
・高精度な商品レコメンド
- さまざまなチャネルでの行動データから、そのユーザの嗜好性の傾向を個別に割り出し、購入可能性の最も高い商品をレコメンドする
- レコメンドAIの分析結果に基づき、ユーザごとに表示商品が異なるカスタマイズしたメールやクーポンなどを自動作成して送信する

・AIスマートデリバリー
- 全ての顧客を、2週間以内に購入する確率から5段階に分類し、段階ごとのアプローチを可能にする
- 顧客にメッセージを送る際、そのユーザが最も開封するコミュニケーションチャネル(Eメール・LINE・SMSなど)と曜日・時間帯を特定し、全ユーザに対して個別に送信する

こうした自社開発の独自AIモデルに限らず、Dr.Kao率いる開発チームでは生成AIを活用した新機能をOmniSegmentなどに組み込むことで、AIが当たり前のように搭載されたサービス開発を行なっています。

ビービットは、今回の新CTO就任によって、世界規模で競争力のあるAIモデルの開発を加速し、最先端技術を駆使したUXグローバルカンパニーとしてさらなる成長を目指します。

新CTOのコメント・略歴

株式会社ビービット
CTO
兼 beBit Technology, Inc. CTO
高偉鈞(Wei-Chun Kao)

コンピュータの計算能力とソフトウェア技術の劇的な進化により、AIが社会やビジネス活動にこれまでにない大きな価値をもたらす時代を迎えています。AIの分野で長年にわたり専門知識を深めてきた私たちは、この技術力をさらに深化させていくことで、人間と機械の共生をより良い形で実現していきたいと考えています。人々の笑顔があふれる「一兆スマイル社会」を実現するため、ビービットはテクノロジーを駆使し、より良い体験を生み出し続けます。

<略歴>
米国カリフォルニア大学バークレー校にて博士号(電気工学・コンピュータサイエンス)取得。台湾の半導体メーカーにてAI活用による製造・物流プロセスの最適化に従事した後、2015年にOmniscient Cloud Technologies, Inc.を創業。CEOとして、独自に開発したAIモデルを搭載した「OmniSegment」をはじめとするSaaSプロダクトの開発・事業拡大を牽引する。CRM・BPM・MAの領域を軸足に、ETF投資のAIアドバイザー、化粧品業界向けの顔認証技術、神経細胞研究向けの画像解析技術など多様な分野における設計・開発の功績を持つ。2022年にビービットグループに参画し、beBit TECHのCTOに就任。