プレスリリース2024.03.05 Tue.

まつや、小売り・EC特化型のMA / CRMツール「OmniSegment」を導入

実店舗とECの会員データを一元化し、OMOを推進

株式会社ビービット(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 直紀、以下「ビービット」)は、株式会社まつや(本社:長崎県大村市、代表取締役社長:松本 晋司、以下「まつや」)が、小売り・EC特化型のMA / CRMツール「OmniSegment(オムニセグメント)」を導入したことを発表します。西日本を中心にセレクトショップ「HugHug」など51店舗のレディースファッションの店舗を展開する、まつやのOMO(Online Merges Offline)の推進を支援していきます。

※「OmniSegment」サービス詳細はこちらからご覧いただけます。

パーソナライズされたコミュニケーションで実店舗とECの相互利用拡大を目指す

近年のアパレル業界では、コロナ禍の行動制限などで停滞していた外出機会が増えたことにより、服の買い替えや新調の需要が回復し、実店舗の利用増加の傾向が見られます。一方で、ECの成長は鈍化しており、さらに長期的には少子高齢化、人口減少、物価上昇による不安材料も残っています。

従来、多くのアパレル企業は、実店舗とECそれぞれの販売経路が連動することなく、独立して商品の販売をしていました。しかしコロナ禍以降、顧客の離反を防ぐため、実店舗派・EC派の顧客がどちらの販売チャネルでも購入しやすい環境をつくり、売り上げの拡大と安定化を図る動きが増えてきました。同様の状況が、まつやにもあります。

まつやは1930年に創業後、「世界にジャパカジュを広め、地域で一番お客様に信頼される服屋日本一」を目指し、1980年より九州を中心にした西日本エリアでレディースアパレルショップを展開している企業です。実店舗の売上は増加しているものの、店舗での買い物が難しい状況でも「ECで購入する」という選択を自然に取れる環境をつくることに加え、店舗がない地域でもECを通じて認知を拡大することで、更なる事業拡大を目指しています。

そこで、一人ひとりのお客さまに寄り添ったコミュニケーションが必要と考え、実店舗とEC、両方の購買データを参照できるMA / CRMツールの導入検討を始めました。また、事業や販路を拡大していく一方、EC運営の人的リソースが限られている状況を踏まえ、伴走型支援のサービスがある点も大事な要件でした。そこで、全ての条件を満たすビービットの「OmniSegment」の導入を決定しました。

小売り・ECに特化したMA / CRMツールで、売上拡大まで手厚くサポート

「OmniSegment」は、小売・EC領域におけるグロースマーケティングを実現するMA(Marketing Automation)/ CRM(Customer Relationship Management)ツールです。精度の高い顧客コミュニケーションを実現するために必要な「データ収集・統合(CDP)」「セグメンテーション・分析(BI)」、「施策の設計・実行(MA / AI)」の機能、さらに領域のプロによる手厚いサポートまでをトータルで提供しています。

<今回の支援内容>

・「OmniSegment」の導入
- メール / Webポップアップ / LINE / アプリプッシュなど複数チャネルでのコミュニケーションを実現できる基盤を整備

・初期導入・データ整備支援
- EC / 店舗購買データ、会員データ、Web行動ログなどセグメント分類に必要なデータの自動連携を行い「OmniSegment」に統合。初期設定をビービットにて支援

・設定 / 伴走支援
- 初期フェーズでの実施が効果的なメールシナリオやポップアップの具体施策をビービットから提案
- 今後の取り組み計画を作成し、売上拡大に向けコンサルタントが伴走支援

自由度の高いセグメント分けで、きめ細かな顧客コミュニケーションを実現

これまで他のサービスではPDCAを回しながらの運用業務が困難だったまつやですが、「OmniSegment」を活用した業務では、1度レクチャーを受けただけで違和感なく進めることができています。
また、ユーザのタグ付け機能など、セグメンテーションの自由度が高い点もまつやの進め方に合っており、今後はメールだけでなく、LINEやアプリも含め、より個々のお客さまに合ったコミュニケーションの実現を目指しています。

今後もビービットは、「役に立つことがビジネスの主目的となった一兆スマイル社会」の実現を目指し、まつやのOMO推進を支援してまいります。

お客さまからのコメント

株式会社まつや
EC責任者
田中 憲征 様

日々蓄積している実店舗の購買データを利用してお客さま一人ひとりを分析することで、ECからお客さまそれぞれのニーズにあった提案ができないかと常に模索しておりました。また、社内にこのPDCAを回すリソースを充てることが難しい現状もありました。それを解決するにあたって「OmniSegment」の機能とビービットさんの伴走していただける体制は、弊社の希望にとても適しており導入まで至りました。

今後に関しては、「OmniSegment」の機能とビービットさんの力を借りてお客さまに適した配信内容、配信ツール、配信タイミングなども最適化していきます。ECはお客さまの顔が見えないから接客できないのではなく、ECだからこそ、お客さま個々にあった提案をし、ストレスなくお買い物していただけることを目指していきたいと思います。