接触履歴データ自動取得APIを提供開始(2015年5月13日)

管理画面上でダウンロードできた、コンバージョンユーザの接触履歴データを自動取得できるAPIの提供を開始します。本APIは、ウェブアンテナをご導入の企業様には無償でご利用いただけます。

本APIの提供により、ユーザごとの広告との接触履歴データと、企業の顧客データベースとを紐付けた分析が自動でより容易になります。

これにより、ライフタイムバリューや企業独自のアトリビューション評価モデルのスコアに基づいた、広告媒体やクリエイティブの評価を行うことができます。

API提供の背景

近年、コンバージョン数やCPA等の成果指標と同じように、ライフタイムバリュー(以下、LTV)でウェブ広告などの施策を評価して、PDCAを回そうとする企業が増えています。一部には、集客施策からメルマガなどのCRM施策までを一元管理するマーケティングツールで、LTVを見える化しようとする企業もあります。

しかし、PDCA改善や運用業務に特化していないツールでは、「LTVの把握ができるだけで、仮説検証や改善に必ずしもつながらない」や「広告運用の業務がより煩雑になった」というお悩みも伺います。

そこで、ウェブアンテナでは、運用業務を効率的に行えるという従来の特長を活かしながら、LTVでの施策の評価・改善を可能にするため、ユーザごとの広告・自然検索などとの接触履歴データを自動取得するAPIを提供することにしました。

これにより、以下のようなウェブアンテナのデータ活用が可能になります。

API活用例@:
顧客IDをキーにデータベースと接触履歴データを自動で紐づけ、
施策別のLTVを評価

ウェブアンテナでは、コンバージョン時に顧客IDなどの属性情報を取得できます。この顧客IDを利用し、APIで取得した接触履歴データを顧客データベースと自動で紐付けることができます。

これにより、チャネル広告媒体別、広告クリエイティブ別などの様々な切り口でLTVを評価できます。

API活用例A:
企業独自のアトリビューションの評価モデルで、広告施策を評価

マーケティングの状況によっては、アトリビューションの一般的な評価モデル(起点モデル、線形モデルなど)では広告の間接効果を正しく把握できないことがあり、独自の評価モデルを立てる必要があります。

その場合、本APIでユーザ一人ひとりの接触履歴データを取得できるので、評価モデルにもとづき、自動集計することで、広告媒体別の間接効果を評価することが可能になります。

提供形態・費用

ウェブアンテナご導入の企業様で、本API利用のご要望いただいた方に、無償で提供
※詳細は下記よりお問い合わせください。