2011年03月07日

ラボの外で行うユーザ行動観察調査

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ユーザビリティコンサルタント
竹川 深

前回の実践メモで「プロトタイプ+アンケート」の仮説検証手法をご紹介しました。(「プロトタイプ+アンケート」で、効果的に仮説検証する新手法!

今回の実践メモでは、「ラボの外で行うユーザ行動観察調査」をご紹介させていただきます。

通常のユーザ行動観察調査は、被験者の方にラボへお越しいただいて行われます。

ラボの外で調査を行いたい場合、以前ご紹介しました「出張ユーザ調査」を行うこともできます。

今回ご紹介する「ラボの外で行うユーザ行動観察調査」では、

  • 被験者の方に、ご自宅でプロトタイプを利用してもらう
  • 被験者のプロトタイプの利用を、モデレータがリモートで閲覧(一部操作)し、随時質問する
ということが可能となります。

ラボの外で行うユーザ行動観察調査

ユーザ行動観察調査を「モデレータ:オフィス」「被験者:自宅」の環境で実現できることで、

  • 遠隔地のユーザに対してユーザ行動観察調査を実施できる
  • ユーザが普段使っているPCの環境で調査したいときにも使える
というメリットがあります。

実施の大きな流れは、

  1. 被験者を収集
  2. プロトタイプを閲覧できる環境を、各被験者の方に連絡
  3. モデレータが被験者の方のPCを、リモートで閲覧できるよう環境を設定(※)
  4. モデレータから被験者の方に電話をかけて、調査を開始
となります。

※3.の「被験者の方のPCをリモートで閲覧できるよう環境を設定」は、市販の専用ツールを使うことで、比較的簡単に実現することができます。

この手法であれば国内の遠隔地に限らず、海外のユーザに対する調査も、比較的簡単に実施することができます。

地理が障害となり調査が実施できない、という場合には、一度検討してみると良いでしょう。

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