2007年02月26日

最後まで見てもらえる動画、4つのコツ

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ユーザビリティコンサルタント
東 美和子

一般家庭へのブロードバンドの普及、映像配信技術の発展から、近年、動画を用いるサイトが急増しています。

そこで今回は、ニュースや商品紹介・手順紹介など「解説系動画」において、ユーザに最後まで見てもらうためのコツをご紹介します。

  1. 動画の再生時間は約2分以内に収める
    様々な動画でユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)を行った結果、大半のユーザが1分半から2分の時点で停止ボタンをクリックしました。
    動画は、文章のように斜め読みをして自分のペースで見ていくことができないという特徴があります。ですので、余り長く続くとユーザが飽き、関心が他に移ってしまいます。メッセージは簡潔にまとめるようにしましょう。

  2. 最初の3秒が命運を決める
    一般的にユーザには「情報を効率的に収集したい」というニーズがあり、動画についても同様に、再生が始まった瞬間に「これを見るか否か」を判断しています。
    よって、本題から始めること、ユーザの心を捉えるインパクトのある内容(カット)から始めることが非常に重要です。映画のようなイントロダクションや店主のご挨拶などは不要です。

  3. ナレーションは必須
    解説系の動画を見ようとするユーザは、「文章だけでは分からないことを易しく説明してほしい」という期待を潜在的に持っています。そのため、ナレーションによる解説がないと「期待はずれだ」というネガティブな印象を持ってしまいます。

  4. テロップや図解で理解を助ける
    新しい知識をナレーション(=音声情報)だけで理解することは、多くのユーザにとって苦痛になります。
    テロップや図解(=文字情報)を適宜挿入し、視覚的に内容を理解できるようにすることで、ユーザの負担を減らすことができます。

以上のようなちょっとした工夫で、ユーザに見てもらえる動画を作ることができます。

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