2006年10月02日

会員登録を促すコツ

ソーシャルブックマーク  はてなブックマークに登録  この記事をクリップ!  Yahoo!ブックマークに登録  Google Bookmarks に追加  Buzzurlにブックマーク  del.icio.us に登録  | 

ユーザビリティコンサルタント
土井 博貴

今回は、オンラインで商品を販売するサイトなどで有用な、「会員登録へスムーズに誘導する」コツを取り上げます。

商品を初めて購入するユーザに対し、購入ボタンをクリックした後の画面で会員登録を促すECサイトが多く見られます。

よく見られる画面は、以下のように会員向けの入り口と分けて会員登録へと誘導するものですが、ここに問題点が潜んでいます。

「会員登録誘導」の画面。会員登録という言葉にユーザは怯んでしまう。

画面例のように、「非会員の方は会員登録へ」という形で会員登録を強く意識させると、登録を面倒に感じて購入をやめてしまうユーザが出てきます。

商品を届けてもらうためには住所等の連絡先を入力しなければいけないことはユーザも理解しています。しかし、「会員登録」と言われると怯んでしまうようです。

その原因としては、会員登録という言葉から、「購入するための手続きの前に別の(面倒な)作業が発生する」と思い込んでしまうことが大きいと考えられます。

この傾向は、オンライン販売サイトでの買い物経験が浅いユーザに多いようです。

会員登録に対するユーザの精神的な障壁を低める解決策の一つとしては、以下のように会員登録という言葉を明示しない方法が考えられます。

「会員登録誘導改善例」の画面。会員登録という言葉を使わず、自然に登録フローへと流す。

他にも、会員登録の具体的な内容を提示し、面倒な作業ではないことを理解してもらうという方法もあります。

この画面を見るユーザは、カートに入れた商品の購入手続きをするという意識だけを持っています。会員登録という(ユーザにとって)余分なステップに対し、違和感や手間を感じさせない工夫を心がけたいものです。

Amazon.co.jpの購入画面が好例ですので、合わせて参考にされてはいかがでしょうか。

新刊のお知らせ
記事のような行動科学や認知心理を使ったウェブサイト設計手法を解説しています。

『ユーザ中心ウェブサイト戦略 仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践』 出版:ソフトバンククリエイティブ

『ユーザ中心ウェブサイト戦略 仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践』

ソーシャルブックマーク  はてなブックマークに登録  この記事をクリップ!  Yahoo!ブックマークに登録  Google Bookmarks に追加  Buzzurlにブックマーク  del.icio.us に登録  | 

<< プレスリリースからの問い合わせ増を実現するヒント | トップ | ページスクロールの盲点 >>



AI搭載 モーメント分析クラウド「USERGRAM(ユーザグラム)」