2006年09月11日

複数ページにわたる手続きにはインジケータを

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ユーザビリティコンサルタント
坂巻 玲奈

資料請求やユーザ登録など、ユーザがインターネット上で手続きをする際には、通常いくつものページを経て完了に至ります。

そのようなとき、 「今どのステップまで進んだのだろうか」 「完了までにどれくらいのステップがあるのだろうか」と不安になるユーザ心理が、これまでのユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)でもよく見受けられています。

手続きの過程で経るページ(以下、手続きページ)では、ユーザに入力負荷をかけているのと同時に、個人情報を提供するという心理的な負荷もかけています。

ですから、手続きページでは通常よりも更にユーザに対する配慮が必要となります。

今回のように、複数ページに渡る手続きページでは、ページの上部にインジケータ(図を参照)を配置して、現在地を把握することや、手続き全体を俯瞰して確認することが出来るようにすることが考えられます。

製品選択から完了までのステップを図示したインジケータ

今、自分が何をしていて、この後どのような操作をするとゴールまで到達できるのかを把握することは、ユーザ自身がウェブサイトを主体的に利用するという意味でも重要なことです。

また、手続きページは、ビジネス側としてもビジネスゴールへと導く重要な役割を担っている場合がほとんどです。

ウェブサイト利用に対するユーザの不安を排除するために、ユーザ心理への配慮を惜しまないようにしましょう。

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