SSサイズの女性が
ECサイトで服を買う方法

「SSサイズ」や「LLサイズ」などのサイズの服を求めるユーザは、ECサイトでどのように服を買うと思いますか?
「まずはサイズで絞り込む」と思った方は、是非続きをご覧ください。

2018年8月10日
SSサイズの女性がECサイトで服を買う方法

デパートでは「SSサイズコーナー」、ECサイトでは...?

「SSサイズ」や「LLサイズ」などのサイズの服は、一般的に「Mサイズ」や「Lサイズ」の服よりも流通量が少なく、「SSサイズ」の服を探すユーザは買い物にやや苦労します。
デパートやファッションビルなどで「SSサイズの服」コーナーを見た覚えのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

あるアパレルのECサイトでは、SSサイズの服を求める方々のために、「SSサイズの服特集」というページを組みました。そうすることで、服を検討するフックになれば、という考えでした。

そして、過去に「SSサイズ」の服を購入したことのあるユーザに、メールマガジンでその特集を告知することとしました。

「SSサイズ服特集のお知らせメルマガ」の開封率はイマヒトツだった

ターゲットを「過去にSSサイズの服を購入したことがあるユーザ」に絞り、「探しづらいSSサイズの服を楽に見つけたい」というユーザニーズに、きっと合致するだろうと思ったメールマガジン。

「開封率も、クリック率も、いい数字を出すんじゃないか!」
担当者は期待してメールマガジンを送信しました。

ところが。

「SSサイズ服特集のお知らせメルマガ」の開封率もクリック率も、全体向けの一般的なメールマガジンと同じか、少し下回る程度でした。

SSサイズの服の意外な買われ方

「なんでなんだろう...」

期待が外れたということは、何か思い違いがあったということ。担当者は、今後のより良い特集企画やメールマガジンのために、「SSサイズ」を購入するユーザを正しく理解する必要があると思いました。

そこで、ウェブサイト上の各ユーザの行動を可視化できるツール「ユーザグラム」で、「SSサイズ」を購入するユーザの行動を見てみることにしました。

すると、「SSサイズ」の服を購入するユーザの購入方法には2パターンあり、実は「サイズでは服を選ばないユーザ」がいることが明らかになりました。

1つは、「SSサイズ」というサイズの中で、様々なブランドの商品を見ながら商品を選ぶタイプ、すなわち「サイズから選ぶ派」。
もう1つは、「好きなブランド」が決まっていて、その中で「SSサイズ」の服を探して購入するタイプ、すなわち「ブランドから選ぶ派」でした。

「検討のきっかけ」は同一商品購入者でも異なる

「サイズから選ぶ派」のユーザにとっては、「SSサイズ特集」のメールは検討のフックになる良い告知だったと思います。
一方で、「ブランドから選ぶ派」のユーザにとっては、ブランド横断で商品を紹介される「SSサイズ特集」のメールは魅力的なものではありません。むしろ「自分のことを分かっていない」と感じられ、好感度の低下さえ招きかねないものでした。

担当者は今後、「SSサイズ特集」のメールマガジンは「サイズで選ぶ派」のユーザにのみ送付することとしました。具体的には、「『3ブランド以上閲覧』かつ『SSサイズの服を閲覧』」という条件に合致するユーザに送付することにしました。
そして、「ブランドで選ぶ派」のユーザには「ブランド別の特集」のメールマガジンを送付することとしました。

最終的に同一商品を購入したユーザでも「探し始めるきっかけ」やそのために「適切な入り口(特集)」は異なる場合が多くあります。
貴社サイトで何か「特集」を組む場合は、その特集をどのようなユーザに告知すると良いのか、ぜひユーザグラムで一度確認してみてください。

「ユーザグラム」をさらに知りたい方はこちら