Forbes JAPAN 2022年2月号にて、弊社ビービット代表取締役の遠藤直紀のインタビューが掲載されました。
"4つの側面から考察するDXの本質的な意義"と題して、DXの本質的な意義と日本の課題についてお話ししております。
この記事ではその概略をかいつまんでお伝えします。
記事の概略:DXを成功させるには
DXと聞くとまず思い浮かぶのは「コスト削減」や「効率化」というワードかと思いますが、より重要なのは、刻々と変化する顧客のニーズを掴みそれぞれに適したアプローチをすることでUX(ユーザーエクスペリエンス)を高め売上向上につなげることです。
しかしながら、システム導入やデータ活用という手段自身が目的化してしまう取り組みが依然として多く、なかなか成果につなげられていないという実態があります。
総務省が「デジタルネットワーク社会の幕開け」との見出しで白書を出してから20余年[1]が過ぎ、ご周知の通りその後技術は急速に発展/普及し、いまや顧客はWebに留まらない各種デジタルネットワークに常時接続するようになった現在において、DXによって、UXを洗練し提供価値と顧客ロイヤルティの向上が不可欠です。
遠藤はこのコラムにて、DXの本質的な意義と日本の課題について「失敗を許容する挑戦の文化がなければ、DXの成功は難しい」とまとめておりますが、弊社ではこの考えに則り、DXに挑戦する企業様のお取り組みを広く支援しております。
参考:DX / UXグロースをご支援するコンサルティングサービス|エクスペリエンスデザイン・パートナーのビービット
[1]https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h10/pdf/H10_05_C2E81BECF.pdf
DXの4つの側面
DXを理解するうえで補助線となるものが下記の4つの観点での整理です。
- 業務 / オペレーションのデジタル化
- 文化 / 働き方 / 制度のデジタル化
- ビジョン / 提供価値のデジタル化
- 顧客エンゲージメントのデジタル化

「業務/オペレーションのデジタル化」
源流をたどれば製造自動化を図ったメーカーでの取り組みに端を発します。
同様の考えがオフィスワークにも拡大し、RPA・MAツール・SFAが流行 / 定着してきています。
「文化/働き方/制度のデジタル化」
コロナ禍はコミュニケーションツールのデジタル化を進めました。
「業務の効率化」を意図するこの取組は稟議も通りやすく、また着手しやすいうえに費用対効果も把握しやすいので適用は比較的容易です。
「ビジョン/提供価値のデジタル化」
デジタル領域の重要性が増している昨今、顧客への価値提供を最大化していくためには、自分たちの提供価値をデジタル化していく挑戦が必要不可欠になります。
「顧客エンゲージメントのデジタル化」
デジタル空間における顧客とのコミュニケーションも重要です。
顧客と企業との双方の関係性強化の施策をデジタル化していくことを指します。
デジタルトランスフォーメーションはおおまかに上記の4分類に整理が可能です。
このうち、DXに成功している企業の特徴として、
「ビジョン/提供価値のデジタル化」と「顧客エンゲージメントのデジタル化」に積極的に取り組む姿勢があると考えています。
※掲載誌にて、さらに詳細を記載しております。
DXやデータ活用にお悩みの方はぜひ気軽にご相談ください
「顧客のデータをどう自社の課題解決に役立てるか」「DXの推進をどこからはじめるべきか」などのお悩みがございましたら、ぜひ気軽に弊社までお問い合わせください。
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