2010年03月29日

再検索をしやすくしよう

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ユーザビリティコンサルタント
池田 朋弘

ある程度の情報量を有するサイトの場合、サイト内にも検索機能を提供することは、サイトマナーの一つとして当然になっていると思います。今回は、このサイト内での検索の使い勝手を高める際の重要な観点として、「再検索がしやすいか」という観点をご紹介します。

ユーザはいきなり「答え」にたどり着くわけではない

ユーザが検索する際、最初から最適なキーワードを知っているとは限りません。むしろ、とりあえず思いついた単語で検索し、検索結果や情報を得る過程で、徐々に適切なワードを思い当たるケースが多いでしょう。具体例として、弊社のユーザ行動観察調査で見られた、レシピサイトでのユーザ行動をご紹介します。
  1. ユーザは最初、家にある食材で何かを作りたいと思い、「じゃがいも」と検索
  2. 検索結果を見て、ポテトサラダが美味しそうと思い「ポテトサラダ」で再検索
  3. ポテトサラダをレシピをいくつか見ている中で、マカロニもあったことを思い出し、さらに「マカロニサラダ」と検索

「いつでもすぐに再検索できる」ことが重要

この例でも明らかなように、ユーザの検索ニーズはいつでも発生しえ、しかもそのワードは刻々変化しています。このため、いつでもすぐに検索が出来るような配慮が必要になるのです。 具体的な配慮の例として、「検索結果でも検索ボックスを配置する(図1)」「検索ボックスを全ページの分かりやすい位置に配置する(図2)」等が考えられます。

図1検索結果でも検索ボックスを配置、図2検索ボックスを全てのページに配置

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