2009年04月27日

その情報、後から見られますか?

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顔写真
ユーザビリティコンサルタント
反中 望

「保険料シミュレーション」や「住宅ローンシミュレーション」など、近年ではウェブ上でシミュレーションや見積りができるサイトも多く見られます。
自分で気軽にシミュレーションができるため、ユーザに好まれるケースが多いようです。

今回は、そうしたシミュレーションや見積りの結果を表示するページについて考えます。

シミュレーションや見積り機能のイメージ


結果ページでのユーザ行動としては、すぐに申込・契約へ進むのではなく、他社の結果と比較して検討するために一旦サイトを離れるケースが多く見られます。
その場合、ユーザは「後から見るために、とりあえずこの情報を手元に置いておきたい」というニーズを持っているため、結果ページでそうしたニーズに応える手段を提供することが、申込・契約へつながる重要なポイントとなります。

その手段として、今回は1.印刷 2お気に入り/ブックマーク 3.メールで送る、という3つについて考えてみます。


1.印刷
じっくりと情報を見たいときや、複数の情報を並べて比較したいときに、「紙に印刷したい」というニーズは根強くあります。
そのため、印刷用レイアウトを用意することは今や必須といえます。
その上でさらにユーザのアクションにつなげるための一工夫ができます。例えば、ウェブ以外のチャネルがある場合、印刷したページにコールセンターの電話番号や携帯サイトのQRコードなどを合わせて表示する、などが考えられるでしょう。


2.お気に入り/ブックマーク
「お気に入りに登録し、後から見る」というのも、よくある行動です。
ただ、シミュレーションでユーザの入力した条件から動的に結果を生成している場合やFlashを利用している場合などは、お気に入りから再訪しても同じ情報が見られないことが多く、せっかく再訪したユーザが離脱してしまいます。

条件を全てURLに埋め込む、などの対応によって「お気に入り」からも同じ情報が見られるようにすることも可能ですが、システム的な制約によりそうした対応が難しい場合、次の3.のように「メールで送る」というアクションを訴求することも検討できます。


3.メールで送る
「後から見るために、手元に置いておきたい」というユーザに対しては、シミュレーション結果をメールで送ることも有効です。
例えば、シミュレーション結果画面に「この結果をメールで送る」というボタンを置いてみます。

メールで送る機能のイメージ


そうすると、ユーザは「手元に届くのは便利」という具体的なメリットを感じて興味を持ち、メールアドレスを入力することにも抵抗を感じにくいと考えられます(メールで受け取るのにメールアドレスを入力しなければいけないのは当然、と感じるため)。
この場合、ユーザにもメリットを提供しつつ、企業側もユーザのメールアドレスを取得することで継続的にコンタクトを取れるため、「一石二鳥」になります。

シミュレーションや見積りを利用したユーザを最終的な申込・契約へつなげるために、「この情報を後から見たい」というユーザニーズにきちんと応えるとともに、上記のように継続的なコンタクトにつなげるような工夫も検討してみてはいかがでしょうか。


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