2007年11月05日

音声付きコンテンツの落とし穴

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ユーザビリティ実践メモ
編集部

インターネット環境の向上に伴い、文字だけではなく音声や映像を駆使したコンテンツが増えてきています。

音声や映像を利用すると、文字だけの表現と比較して魅力的な表現が可能になることから、様々なウェブサイトで利用されるようです。

しかし「再生する」というユーザの明確な意思表示なしに、音声付コンテンツを再生することには注意が必要です。
弊社のユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)では、たまたま開いたウェブサイトから突然音声が流れることに強い拒否反応を示すケースがありました。
ユーザはウェブサイトを必ずしも一人で閲覧するとは限りません。
職場のように周りに人がいる状況でサイトを開くこともあります。「意図せずに周りの迷惑になってしまうのが怖い」というのは多くのユーザに共通の意識ではないでしょうか。

ユーザにそのような不快な思いをさせないためには、ユーザ自身に音声の「ON」 「OFF」を選択してもらうことが考えられます。

【 具体的対応策 】

■1. 「音声OFF」をデフォルト設定とし、音声の「ON」はユーザが選択
対応策1


■2. コンテンツを再生時にユーザが音声の「ON」「OFF」を選択
対応策2


音声付コンテンツはそれ自体の魅力が大きいことから作ることに満足してしまい、ついユーザへの配慮が及ばなくなりがちです。

しかしどんなコンテンツでもユーザがどのようにそのコンテンツを利用するかという所まで考えて、初めて魅力あるコンテンツとなるのです。

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