ケース事例:合理的に構成されているサイトは使いやすいか

答 A:詳細→広域→路線図

正解:詳細から広域へ
地図を見るときのユーザー心理
不動産業界には、“地縁”という言葉があります。これは、「転勤などのやむを得ない事情を除いて、人は自分と多少なりとも縁のある場所から探し始める」という傾向を指します。

インターネットで物件を検索する際も、ほとんどのユーザは物件検索サイトで路線検索や地域検索などを用いて、“場所”から探し始めます。

そのため、ユーザは個別の物件サイトにアクセスした時には、その地域や駅について既によく知っている状態にあります。

つまり、サイトを訪れたユーザが地図情報において最も知りたいのは、「その物件が駅のどちら側にあるのか?」「周りにどんなお店があるのか?」といった、物件周辺の詳細な情報です。

そこで、詳細地図を最初に配置し、次に広域地図を、最後に路線図を配置するのが、物件を探しているユーザにとっては最も使いやすい形だと言えます。

行動観察でしか見えないユーザ心理

「広いところから狭いところ」、つまり路線図から詳細地図へと順に見せていくことは、論理的に考えれば、人間にとってスムーズに理解できる体系のはずです。しかし、実際のユーザに「路線図→詳細地図」案を使ってもらったところ、ストレスを感じたり、下までスクロールせずに「物件周辺の地図が見つから ない」からと検索サイトで見つけた他の物件のサイトに行ってしまったり、という行動が散見されました。

人間は常に合理的な行動をとるわけではありません。その場における状況や前提知識に従って行動します。それらを踏まえていないと、論理的には正しくても、使い勝手の悪いウェブサイトになってしまいます。

だからこそ、ビービットではユーザの行動観察を何回も行い、徹底的にユーザの心理を分析しています。そうすることで、人間の非合理的な行動を、論理的に把握することが可能になるのです。

ビービットが目指すもの