2008年02月04日

ソフトウェア紹介ページでの画像の使い方

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顔写真
ユーザビリティコンサルタント
森 祐二

ECサイトで、商品写真を積極的に使ってユーザの購買意欲を高める手法について、これまで何回か取り上げてきました。

【参考記事】

今回は、ソフトウェアやWebサービスなど、形のない商品を紹介するページにおいてユーザの意欲を高める方法を考えます。

通常このようなページでは、商品・サービスのメリットやしくみ(操作手順)を以下のような方法で訴求することになります。


  1. 文章のみで説明
  2. 図+文章で説明
  3. 実際の操作画面のキャプチャを表示

弊社のユーザ行動観察調査で、上記の3パターンのページを見せ、反応を観察したところ、

  1. 文章のみ→ほとんど読まれない(スクロールもせずに別のページに移ってしまう)
  2. 図+文章→視線が止まり、図の表す意味について考え始める。場合によってはそこで閲覧を止めてしまう
  3. 画面キャプチャ→画像を確認しつつ、次々と読み進めていく

という傾向が見られました。

130_01.gif

2.の図を見たユーザは、ひとつひとつの画像を確認しながらページをスクロールしますが、図が難しい(意味が理解できない)と感じた時点で、閲覧を止めてしまいます。

一方、3.で使用した画面キャプチャは実際のサイズより縮小され、一部の小さい文字はつぶれて読めない状態であるにもかかわらず、ユーザは次々とページをスクロールした上で、「どういう機能があるか大体わかった」という感想を残しました。

以上の結果から、ソフトウェアなど、物ではなく機能を売りにする商品でも、その機能を概念的に表す「図+文章」だけでなく、実際の操作画面を見せることで、効果的にユーザの興味を持続させ、意欲を高めることができると考えられます。

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