第18回 ページは軽く、テキスト中心に

ブロードバンドだからこそ今までよりもページを軽くしていくべきです。

2003年1月14日

2003年の1月-3月のコラムは、今年の注目したいポイントを3回に渡ってご紹介していきます。

今回は、ブロードバンドだからこそ今までよりもページを軽くしていくべきだという、一般的には少し違和感のある内容となっています。

ユーザの要望

2003年もブロードバンド化がさらに進むと予想されますが、ブロードバンド化=動画、Flashの許容と考えるのは危険です。現在のところ、ブロードバンド化時代のコンテンツと称して動画配信や全面Flashページなどリッチメディアばかりが強調されていますが、「せっかく速くなったのだから沢山のページを次々に早く見たい」というユーザニーズも当然発生しています。しかしそのことに気付いている制作者はまだまだ少数です。帯域が広くなったから重いコンテンツを見たいのではなく、もっと早く見たいからブロードバンドにしているユーザの方が圧倒的多数なのです。

iモード、オークションの例

身近な例で想像してみると分かります。例えば携帯電話。ドコモのiモードであれば504機種からパケット通信速度が従来の約3倍になりました。あなたがこの504に買い換えたとして、iモードを使う時に何を期待しますか?まず「どれだけ速いのか」を体感したくなるでしょう。いつも見ていたページがもっと素早く見られたらどんなに良いかと思うはずです。しかし、「あなたは504ユーザなので、こちらのリッチなコンテンツをお楽しみ下さい」といって画像付きのページが勝手に表示されたらどう思いますか?

実際、ブロードバンドユーザになって一番見る機会が多くなったサイトはオークションサイトとの調査結果があります。理由は、同じ時間で沢山の情報が見られるためです。もちろん、「動画を見たい」というニーズがある時にはブロードバンドであることが有利に働きますが、ブロードバンドだから動画を見たくなるのではありません。

テキスト中心のメリット

このことから、ウェブページをむやみに重くするのは危険です。ユーザニーズをよく考え、動画や詳細な画像以外の部分は、テキストを中心に軽くしていくことがユーザの心を掴む一つの鍵になることは間違いありません。動画を配信するにしても、目的の動画までは軽いページにしておくとユーザの満足度は高まるでしょう。また、テキスト中心にしていくことは、検索エンジンにも掛かりやすくなることを意味します。

そしてこの検索エンジンのかかりやすが次の注目すべき項目となります。

以上

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実績

  • ベネッセコーポレーション

    外部環境の変化に伴い、既存のコミュニケーションでは新規会員獲得が難しくなっていた。これまでとは違うユーザのニーズを捉えたコミュニケーション方針を策定し、ウェブサイト経由の申し込み数108%を達成。

  • 旭化成ホームプロダクツ

    ウェブサイトを製品の魅力を訴求する新たなメディアとして活用するためのリニューアルを実施。豊富なコンテンツ力を活かしターゲットユーザを商品ページへ誘導し、商品詳細ページにて他社商品との違いや独自のブランド力を訴求することに成功。

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