第10回 プルダウンメニュー?

最近、大手企業のウェブサイトでは、DHTMLやJAVAスクリプト、FLASHなどによるプルダウンメニューを利用したナビゲーションが増えています。 しかし、プルダウンメニューは問題点が多いため、使用前に慎重に検討する必要がありま

2001年10月15日

最近、大手企業のウェブサイトなどにDHTMLやJavaスクリプト、Flashなどによるプルダウンメニューを利用したナビゲーションが増えています。

しかし、プルダウンメニューは問題点が多いため、使用前に慎重に検討する必要があります。 以下を参考に、プルダウンメニューの特性を正しく理解し、その上で使用することをお勧めします。

プルダウンメニューのメリット

プルダウンメニューを使用すると、小さなスペースで多くのリンクを紹介することができます。

コンテンツの多い大企業のトップページでは、プルダウンメニューが好んで使われるのはこのためだと考えられます。

プルダウンメニューのデメリット

プルダウンメニューは以下3つの理由から、ユーザの役に立たないばかりか、反対にユーザの行動を妨げてしまう可能性があります。

1.発見できない

プルダウンメニューでは、ユーザが決められた行動(クリックやオンマウス)を行なわなければ、リンクのリストが表示されないため、画面を一目見ただけではリンクを見つけることが出来ません。

あるユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)の結果によると、特に初心者はプルダウンメニューに気がつかないケースが多いと報告されています。

2.比較できない

ユーザは画面内にある複数のリンクを見比べて、次に移動する先を選択します。

しかし、プルダウンメニューではリンクのリストをカテゴリーごとにしか表示しないため、ユーザは一覧してリンク先を見ることが出来ません。

この結果、プルダウン型ナビゲーションを使用すると、リンクを比較することが困難となり、ユーザが正しいリンク先を選択するのを妨げてしまいます。

3.可読性の低下

プルダウンメニューはマウスのちょっとした動きにより、たとえユーザがリストを読んでいる途中であってもリストが消滅してしまいます。

また、使用されているプルダウンメニューの多くは、リストの表示スピード、消滅スピードが素早すぎるため、ユーザは落ち着いてクリックしたいリンクをリストから選択することが出来ません。

実際のユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)を行なえば、プルダウンメニューが如何にユーザにストレスを与えるかを如実に理解することができるでしょう。

第4回 ユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)の必要性

プルダウンメニューは使用すべきではないのか?

デメリットが多いとはいえ、プルダウンメニューの使用が適しているケースもあります。

都道府県名などリスト内に含まれるリンクが明らかで比較する必要がなく、目的の単語を探し出すだけというような場合は、プルダウンメニューを使用してもユーザにストレスを与えることがなく、スペースも節約することができます。

しかし、上記の様なケースを除けば、プルダウンメニューの使用は弊害が多いと考えられます。

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